イコールさんのコアマガジン初単行本(他社を併せると2冊目)
買おうかどうか迷ってたんだけどコアブックスにサイン本が入荷してたから即購入。
イコールさんの漫画はちらっと見たことがある程度だった。
半分ぐらいが本のタイトルになっている『ましゅまろフィアンセ』シリーズで構成されている。
許嫁の愛子ちゃんが天然ぶりを発揮して色んな人とエッチする漫画。
旦那の高樹は「婚前交渉はしない」ってことで毎回前戯止まり(ラストにはHするけど)
ほとんどがこのパターン。
こういう漫画で重要なのは、男キャラの心情を極力描写しないこと。
『ましゅまろフィアンセ』シリーズはそれが上手だから嫌な気持ちになることなく読める。
愛子ちゃんが他の男と犯ってるとき「高樹さん」を連呼するけどアホっぽいから問題なし。
ストーリーはあってないようなもので、エロ漫画らしい仕上がり。
心に残らず割とスッキリと読めるのはエロ漫画として優秀だと思う。
でも肝心のエロ描写が短くてしかも薄いから残念。
描き下ろしはあってもなくてもよかったかな。
寝取られ感はあんまり無いからそっちの属性の人には物足りないかも。
無いというか、愛子ちゃんがアホの子だから感じられないのかもしれない。
純愛のセックスだけを期待している人にもあまりオススメ出来ない。
でもバカっぽいエロ漫画を読みたがってる人には最適です。
『ましゅまろフィアンセ』シリーズ以外もバカっぽくて良い感じ。
ちょっと不明が多いんだけど何気に処女率高いかも。
特殊なものは少なくて普通に二人でセックスするだけ。
そういえばイコールさんの漫画って誰かに似てるような……
そうだ、いぬぶろさんだ!
いぬぶろさんの描くエロ漫画にすごく似てる!
意識して読んでみると、絵も展開もキャラも全部似てるなぁ。
『ましゅまろフィアンセ』は尾崎未来さんの『The Great Escape』にもそっくり。
パクリという意味で似てるんじゃなくてもちろんジャンルの問題ね。
こういう路線の漫画が増えてくれると個人的にはすごくうれしい。
次の単行本が待ち遠しいです。